成約事例のご紹介です。
上野・御徒町エリアは『アメ横』をはじめ、多国籍な人々で平日・休日を問わず賑わいを見せています。
国籍が違えば文化も違い、宗教によって「食」に対する考え方もさまざまです。
このエリアではイスラム教の方も多く、ハラル(ハラール)対応の需要が高まっています。ウイグル料理店の出店も多く、弊社にも月に5件以上の出店オファーをいただくことがあります。
今回は、上野・御徒町のメインストリート『中央通り』に面した、視認性・通行量ともに抜群の好立地物件での成約事例です。
私自身もお世話になっていた寿司屋の居抜き物件でした。
特注の一枚板カウンターが設置されており、これを何とか転用できないかと試行錯誤しましたが、理想のレイアウトを優先し、泣く泣く撤去することになりました。
個室も雰囲気のある内装に仕上がりました。
このテーブルで内装の打ち合わせや条件交渉など、何度も白熱したやり取りを重ねました。
結果的に、ほとんどスケルトンにして一から作り直すことに。
造作を活用できないにもかかわらず、造作譲渡代を支払うのは、借り手にとって納得しがたいのが正直なところです。
事業用物件で成功するためには、内装、集客、商品力など様々な要素が絡みますが、「好立地の物件を押さえる」ことも非常に大きな要因の一つです。
「これは権利金として考えられるかがポイントですよ」とご提案したところ、最終決定権者(フィクサー)の方に「確かに!」とご納得いただき、無事に商談が成立しました。
実はこのフィクサーは、私が20年近く前にお取引したお客様でした。
最終局面で偶然登場され、お互いに顔を見てすぐに思い出し、昔話に花が咲きました。
当時からは想像できないほど偉くなられていて、私自身ももっと精進しなければと身の引き締まる思いでした。
この度はご契約、誠にありがとうございました。
今後のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。